「最もよく人を幸福にする人が 最もよく幸福となる」

これは、祖父の座右の銘、というか、経験から来る人生訓だ。

若い頃の私は、「情けは人の為ならず」という諺も、その現代人的解釈で、「人に情けをかけても却って(その人の自立を妨げたりして)その人が困るから、かけない方がよい。」と思っていたのけれど、今では「人に情けをかけるのは、その、かけた人の為ではなく、回り回って自分の為になる」だとつくづく解る。
けれど、それでも、「結局自分の為になるから『その為に』」情けをかける、というのもちょっと違うかなぁと思っていた時期もあった。

この祖父の言葉「最もよく人を幸福にする人が 最もよく幸福となる」についても同様に、「『自分が幸福になる為に』人を幸福にしようとする」のであれば、 ちょっと違うんじゃないかなぁ〜。と、思っていた。

けれど、お陰様で、還暦を前に、しみじみ、近くの誰かが自分がしたこと、というか、「することができたこと」で、絶対に幸せ!と、思える瞬間を共有でき、最高に幸せだと思える経験を沢山することができ、「あぁ〜、これは本当に、祖父がある時しみじみ思ったことなんだなぁ〜。」と、素直に受け取れるようになれた。

性善説と性悪説とがあるけど、「幸福=喜び」と置き換えた時、元々誰かに喜んでもらえて嬉しくない人間って多分いなくて。
今「悪」の状態になっている人もきっと、元は「善」だったけど、何かで裏切られる経験を沢山してしまってそこに陥っているような気がして。

その、善の部分を掘り起こす、ようなことができたら。
なんて、思っています。

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